Pages

2009/04/07

テポ丼

お久しぶりの更新となりました。

さて、北朝鮮の自称「人工衛星」テポドン2号が発射されて早二日。
結局、大きな被害もなく、騒ぎも沈下してきましたが、
皆さんはこの件についてどう思ったでしょう。

まず、北は言う事が無茶苦茶ですよね(笑)

「迎撃したら宣戦布告とみなして攻撃を開始するニダ!」
解り易く言い換えると
「今から殴るかもしれないけど、防いだり殴り返したらもっと殴るニダ!」
・・・。
でもそういう事ですよね?(笑)

迎撃に関しては賛否両論あって、いくつかの市民団体は猛烈に反対してましたが、
そもそも迎撃しなきゃいかん原因である北朝鮮に対して抗議すべき
だと思うんですが、しかし、この平和団体の方達は、実際に日本にミサイルが
着弾して被害が出た時にどう責任を取るつもりなんでしょうか?(笑)

それにしても本当に、北朝鮮のかまってちゃんぶりには困ったもんです^^;
オバマ政権に対するアピールやテポドンのデータ収集、色々目的はあるにせよ、
他国を巻き込まないでほしい。

彼ら、政治としての方針は基本的に戦争なんかする気ありませんよ。
やっちゃったらその後どうなるかちゃんと解ってますからね。
アメリカが米国に着弾しない限り迎撃はしない、なんて発表を行って、
安保条約の信頼性に関しての疑問の声も上がりましたが、少なくとも
実際に日本に着弾した場合や開戦した場合は絶対に動きます。
でないと、世界での立場や信頼を失ってしまいますから。

今回で強く思ったのは、「平和=戦わない」という事ではないという事です。
憲法9条による制限の中での国防、自衛は、攻撃されてはじめて脅威に対する
攻撃を含めた自衛を行う事が出来ます。
しかし、それは自衛ではなく、ただの仕返しではないですか?
仕返しの裏づけには、かならず実害が存在するわけで。
本当の自衛とは、その実害を防ぐ事でなければ意味がないわけです。
それが今回の「勧告」や「迎撃」、であったわけですけど、100%の確立で迎撃
出来るわけではない以上、それは本当の意味での自衛とは言えません。

今回の問題は、テポドン発射が成功するか否か、迎撃が成功するか否か、
ではなく、北朝鮮にテポドンを打たせた事です。
これは脅威に対して日本がいかに無防備であるかを証明した事になります。

今回は幸いにも何事もなくミサイルは日本を飛び越えていきました。
しかし、失敗の可能性や迎撃の精度に不安が残る状態である以上、
充分な脅威であったと言えます。
ましてや相手はあの北朝鮮です(笑)"製品"としての完成度を考えると、
ほとんどが密輸による日本製の部品を使っているとはいえ、逆に今回よく
成功したよね、ぐらい不安定な技術力であるわけです。

極論になりますが、本当の意味での自衛とは、今回のような明らかな脅威に対しては
先制攻撃による脅威の無力化しかないわけです。
もちろん、それは色々な対応策を行った上での最終的な対策ですが。
それにはやはり憲法9条は平和どころか明らかに日本を脅威にさらす足枷である
ように思います。
もちろん、その9条によって守られている部分も大いにあるし、少なくとも
「とりあえずは平和のような日本(笑)」、に貢献しているとは思うので、
無くせ、とは思いませんが、やはり改正は必要でしょう。

特にお隣さんはきちがいな上に核も持ってるしノドン230基を日本に向けて
配置しているような国なわけです。
侵略や国益の為の開戦を行わないのは大前提として、脅迫や脅威に対する
自衛的先制攻撃は行えるようにぐらいは改正すべきではないかと思います。

そして、どんなに声高に核廃止を訴えようと、世界から核が無くなることは
間違いなくありません。
そんな状況である以上、とりあえずの平和を守るには、世界から本当に核が
なくなるか、全ての先進国が核を保有し牽制し合う、又、それによって北朝鮮の
ような危険因子に対しての脅威となる立場で押さえ込んでいく事が必要なのかも
しれません。
まあ、書きながらそんな安直でいいのか?なんて思ったりもしてますが(笑)
本当にこのテーマに関して考えたら少なくとも本一冊ぐらいにはなってしまう
のでそれは又の機会にでも。(多分ない)

しかしあれですね。
9条で守られる、9条が足を引っ張る、解釈や意見は様々ですが、
9条自体を交渉のカードに使う、武器として使う、とは考えなかったんですかね。

例えばですが、
「発射すれば先制攻撃とみなし、自衛的報復攻撃を行う」とか
「発射すれば9条改正する」とか。

思い切ってこのような交渉でもすれば、北も考え直したかもしれないし
もしかすれば中国あたりが必死で中止するよう説得したかもしれませんね(笑)


0 コメント: